就職してからの1年間を振り返る

 

つらつらと書きます。

 

 

ちょうど今のアパートに越してきて1年が経ちました。学生時代を過ごした街を出て、大好きな友達と別れを告げ、彼女との遠距離が本格的に始まり、でも会社はとてもキラキラしたところだろうな、つらいこともあるけど毎日頑張るぞー!と期待に胸を膨らませていました。

 

 

4月1日の入社式に始まり、新人研修や同期だけの飲み会はとても楽しくて、僕はなんていい会社に入ったんだとその頃は思ってました、その頃は。

 

配属された先は、「新人は入って3ヶ月で風呂に入りながら泣く」「辞めていく人が非常に多い」「その店に配属と聞くと社内の人は嫌な顔する」など、散々な言われようでした。

 

蓋を開けてみると、指導係の先輩は48歳のおじさんだし、支店長は毎日何かにキレてるし、部長はそれにヘコヘコしながら僕達に厳しい言葉を投げかけてくるし。「本当にこの会社でよかったのかなあ」と思う日々でした。

 

5月 支店長が異動になったものの自分の置かれている状況は変わらず、辞めたいなという気持ちが日に日に増していきました。

 

6月 この頃からいよいよ限界で、毎朝「このまま車に轢かれてしまえばいいのに」と思いながら通勤していました。実家に帰る度に愚痴をこぼし、終いには彼女に電話をしながら泣いていました。噂はどうやら現実になったようです。

 

7月に入ると本格的に転職活動に手をつけました。コンタクトの某大手企業や大手食品メーカー、彼女の地元の会社、僕の地元の会社や市役所など、手当り次第に情報を仕入れるようにしました。

 

8月はお盆休みや社員旅行、神戸の4日間に及ぶ研修で、半分近くは会社に行きませんでした。社員旅行は本当に楽しかったし、研修は他府県の同業者とも知り合えてなかなかワクワクしていたように思います。

 

9月になると市役所の試験勉強と面接を受けるようになりました。1社目の面接で「うちにこないか?早ければ早いだけいい」と仰っていただけたので、ここにしてもいいかな、市役所がダメだったらここにしようということでするすると話が進んでいきました。

 

10月、半年間の研修期間が終わり、本格的に営業の仕事が始まりました。勉強を続けてきた市役所の試験は、残念ながら落ちてしまい、もともとお話をいだいていた会社の話を進めることにしました。

 

11月 その会社から内定をいただき、いよいよ転職に向けた話を進めていきました。ここでぶち当たったのが「社員旅行の罰金」です。社員旅行から半年以内に退職した者には50万円の罰金を支払わせるという内容をそこで初めて聞かされました。労基に相談に行ったり、弁護士の相談所のようなところにも行きましたが、その費用を取り返すにはそれ以上の額がかかると言われ、撃沈。

 

12月 はじめて車が売れました。契約書に自分の名前が書かれていて、600万近くの金額にお客さんの印鑑をいただいた時は涙が出るかと思いました。ですが依然として辞めようという意思は固く、年末に帰省した時は具体的にこうしていこうという話を家族としたことを覚えています。

 

1月 年が変わっても環境は変わりません。相変わらず厳しいことを言われる毎日、僕以上に詰められてる先輩。そんな姿を見ているとより一層辞めようという意思が強くなりました。そんなことを思っている矢先、彼女に振られてしまいました。ここが大きなターニングポイントとなります。

 

2月 彼女に振られてから自分を見つめ直す機会が生まれました。本当にやりたかったことはなんだったのか、学歴もクソもない会社に入ったのは何故だったのか。お客さんのために動いて、「君からなら買うよ」という一言が何よりのやりがいではないか。どれだけ会社がブラックでも、商品と接客が好きなら続けられるんじゃないか。一大決心をし、今の会社に残ることを決めました。

 

3月 そうはいうものの、成績がいきなり伸びるわけもなく。斜に構えてみたり素直すぎたり本当に浮き沈みの激しい性格なので、社会不適合者だよなあと思いながら毎日を過ごしています。4月から入社してくる後輩のメンター(精神的なフォローをする役割)みたいなのに選ばれたので、僕と同じ思いをしなくていいような環境にしてあげられたら、と思っています。

 

 

 

長々と書きましたがここまで読んでいただいた皆さんありがとうございます。

とりあえず今の会社で5年、リミットはあと4年。自分の限界を試してみようと思います。その頃には28歳、果たしてどうなることやら、今後の人生に期待です。